2024年5月5日(日)ゴールデンウィーク最終日。私はとあるお肉屋さんから誘われ山形市七日町で1日だけ店を出すことになりました。今回はその時の体験談や思ったことをさっくり書いてみようと思います。
…そのお肉屋さんとは七日町御殿堰に店を構える佐藤牛肉店さん。その社長であり私が公私共にお世話になっている佐藤さんより「5月5日のイベントに出店してみないか」とのお誘いがあった。私は勤め人時代にイベント関係に出店経験があり、その度食材を佐藤牛肉店さんに発注していた関係性もあっての今回のお誘いなわけだが、これまでとは少し事情が違ってきている。私はもう勤め人ではない。体一つで生計を立てている立場のため仕入れの費用関係は全部自分持ちである。
今でこそ素人マルシェがいたるところで開催されているが、そもそも出店というものはその道のプロがやるものだと思っている。店を出せば必ず儲かるわけではない。商品、周りの状況、そして天気などによってどう転ぶか予想がつきにくく、まして初出店のイベントにいたってはギャンブルそのもの。
断ることもできたこの話だが、身銭を切って仕入れてもので何かを作り収入を得る。これは商いの基本でありそれをしっかり経験として体に入れておくことは今後の糧になるだろうと思った私は快く返事させてもらった(もしかして思ったよりうまくいって思わぬ現金収入になるかも…なんて下心もなくはなかった)。

◼︎2024年5月5日(日)スプリングフェスティバル「働く車大集合」

当日は天候にも恵まれ上々の売上。しかし、当日の客層は若者というより子供が多かった(はたらく車ショーが同時開催されていた)ことを考えるとヤンニョムチキンだけじゃなくて普通の竜田あげも出しておけば売上はもっと上がったのではということに後から気づく(辛いものが苦手という子供が結構いた)。

今回、初めて自己資金でのぞんだ出店は大いに学ぶところがあった。保健所の申請からはじまり食材発注、備品やPOPの調達、店内レイアウトなどやることが盛りだくさんで、売り始めてからも他店との駆け引き(価格帯のバランス)、調理のペース配分などやるべきことは盛りだくさん。いい勉強になった。終わってみての収支も悪くなく、次回のイベント出店への弾みがついた格好でこの日は清々しい心持ちで帰路につく。

◼︎2024年8月5日(月)、6日(火)、7日(水)やまがた花笠まつり


次の出店は山形の夏の風物詩である花笠まつり。このイベントは毎年とにかく人手がすごい。七日町が人、人、人でごった返す。となると当然売上の期待値も高まってくるわけで今回は気合いを入れて焼きそば、フライドポテト、ヤンニョムチキン、竜田あげと前回よりもボリュームアップした布陣でイベントにのぞむことに。ところが蓋を開けてみると…
…赤字
…もちろん今回も大いに学びはあった。がイベントを終えた今、目の前に8キロものキャベツと大量の冷凍竜田あげが積み上げられている状況で余韻に浸っている場合ではない。困ったことになった…