思い返せば9月からずっとイベント続きであった。
- 9月6日:ヤガイさんで出張芋煮
- 9月9日〜14日:馬見ヶ崎で日本一の芋煮会フェスティバル準備
- 9月14日:馬見ヶ崎で日本一の芋煮会フェスティバル(芋煮茶屋担当、地獄)
- 9月21日:かわでんさんで出張芋煮
- 10月3日、4日、8日:イオンモール天童さんで出張芋煮
- 10月5日:あんこさん(猫)入居
…ほぼ毎週、何かしらというか芋かしらのイベントが続いており、自分は一体何屋さんなんだろう?といった状態。それにいい加減体も悲鳴をあげてきた。特に腰痛がひどい。そんな日々の集大成がやってきた。10月12日に七日町で開催される「まちなか賑わいフェスティバル」。もう商いの勉強だなんだと能書をたれている余裕はない。在庫の竜田40kgを売り尽くすのみである。
◼︎2024年10月12日(土)まちなか賑わいフェスティバル

今回のイベントは実は勝算がないわけでもなかった。ちょうど一年前、佐藤牛肉店さんの手伝いで同イベントは経験済み。人手や売れ行きはなんとなく覚えており(確かあの時唐揚げが大変盛況で、品切れになっても予約の列ができたほど)、今回は竜田揚げとヤンニョムチキンの二本立て。いけるはずだ…

前日、沖津くんの結婚式があり(いい式だった。本当におめでとう!)二日酔いの懸念があったがそこはしっかりと自分をメンテナンス、朝6時に青田健康ランドに行って汗を流す(ここはお湯がとても熱いので足湯とかけ湯がポイント)ことで心身を整えイベントに臨む。
このイベントは七日町大通りが歩行者天国となり、自分たちのブースは道路に向かって佐藤牛肉店さんの隣にテントを構え、写真に写っていないが御殿関側に玉こんとイカぽっぽのテントが並ぶ。また正面には様々なキッチンカーがずらり、しかし品被りの心配はなく、天気もスカッとした秋晴れとまさに出店日和。いける。きっといけると心の中で静かに何度も同じ言葉を繰り返す。


今回も妻と二人三脚。黙々とフライヤーに向かう妻と隣の佐藤牛肉店さん。
イベント開始は10時30分。15時くらいには撤収してるだろうという甘い予想は見事に外れ、結果的にイベント終了時間の17時まで粘るはめに。とにかく牛串の列がものすごい。どこまで続くんだという長蛇の列。そして隣のイカぽっぽも大繁盛。当店は左右の行列に挟まれたポツンとさみしい状態。これはマズイ…と思い早々に値下げを敢行!1カップ400円を300円に変更し、さらに2カップお買い上げの際は600円のところ500円とお得なセット売り。人手がすくなるなる午後ぐらいにやるつもりだった切り札的作戦をイベント開始1時間で実行してしまった。仕方がない。
ちょっと口惜しい値下げ作戦は効果てきめん。牛串を買うお客さんが竜田も買っていくという相乗効果(?)を生み出しなんとかくらい付いていく。そんなこんなでイベント終了の17時ギリギリに在庫がなくなった。早い段階で値下げしてなかったらと思うとゾッとするが、とにかく売り切った!


こうして約3ヶ月に及ぶ苦闘はようやく終わりを告げた。この「出店してみましたコラム」もまさか3回に渡ってしまうとは、お付き合いいただいた皆様ありがとうございます。
竜田にはじまり竜田に終わった今年の出店。思い返すと悪くない経験だったと思う。物事思い通りになることはほとんどないということがよくわかった。大切なのはその場その場のチューニングと、改悪でもいいから試行錯誤は止めてはいけない。色々とやってみることですね。腰は悲鳴をあげていたが、とにかくイベントラッシュを無事乗り切りった。今年はもう出店することはないだろう…